【资讯】#乙女事业部[超话]# CD情报
「DIG-ROCK Impish Crow Vol.1」
8月28日发售
【STAFF】
监督:久保嶋愛香(株式会社ティームエンタテインメント)
角色设计:真久
剧本:関 涼子
PV:山下RIRI
SD角色:しまだまるめ
【CAST】
野中つぐみ(CV.内田雄馬)
水川叶希(CV.江口拓也)
葉山充弦(CV.羽多野 渉)
柴咲雲雀(CV.立花慎之介)
飛倉奏空(CV.伊東健人)
![](https://wx4.sinaimg.cn/large/006qfdxVgy1g4ylo21cb8j30hs0hs7hr.jpg)
「DIG-ROCK Impish Crow Vol.1」
8月28日发售
【STAFF】
监督:久保嶋愛香(株式会社ティームエンタテインメント)
角色设计:真久
剧本:関 涼子
PV:山下RIRI
SD角色:しまだまるめ
【CAST】
野中つぐみ(CV.内田雄馬)
水川叶希(CV.江口拓也)
葉山充弦(CV.羽多野 渉)
柴咲雲雀(CV.立花慎之介)
飛倉奏空(CV.伊東健人)
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第557回 北信越王者・星稜の主力4人に訊く!手探りの中で勝ち上がった秋季大会「山瀬 慎之介、東海林 航介、内山 壮真、知田 爽汰」
【目次】
[1]手探りの中、戦った県大会と北信越大会
[2]相手の強さを感じながらも勝ち進めた明治神宮大会
3月23日から開幕する第91回選抜高等学校野球大会。優勝候補として期待されているのが昨秋の北信越大会王者の星稜である。エース・奥川 恭伸を中心に投打に逸材が揃い、優勝候補として期待されている。そんな星稜の主力選手からここまでのチームの歩み、今後の意気込みを聞いていく。1回目はスタート直後・神宮大会準決勝までの歩みを聞いていく。
<メンバー>
山瀬 慎之助(2年)・捕手・右投右打
東海林 航介(2年)・外野手・右投左打
内山 壮真(1年)・遊撃手・右投右打
知田 爽汰(1年)・三塁手・右投左打
手探りの中、戦った県大会と北信越大会
―― 今日は皆さん宜しくお願いします。今回登場していただいた選手は昨夏の甲子園を経験している選手が多いですが、まず夏の甲子園で感じたこと、反省していることをお話ください。
山瀬慎之助(以下、山瀬) 状態の良いピッチャーをマウンドに上げられなかったことです。済美戦(試合レポート)を振り返れば、3年生の竹谷(理央)さんは状態が悪かったんですが、マウンドに上げてしまったので、自分がキャッチャーという目線で投手の状態を監督に伝えることができれば防ぐことができたと思いますし、早めに竹谷さんを替えることもできたと思います。
内山壮真(以下、内山) 初めて立って、甲子園はいい球場だと思いました。広くも感じたんですが、甲子園でプレーして、いつも以上の力を発揮できた部分もあり、思い通りプレーができなかったところもあり、すごくいいい経験になりました。
―― では新チームがスタートして、どのようなスローガンを立てたんですか?
山瀬 監督さんから「狙って全国制覇する」という話があったんですが、チームのスローガンとしては『一味同心』というのを立てて、50人全員で全国制覇を目指していこうという話をしました。
―― しばらく奥川くんがU18に選ばれ、不在期間がありましたが、その間はどういうふうにチームをまとめていったんですか?
山瀬 実をいうと、まったくまとまらなかったんです。不安しかなかったんですが、石川県大会初戦から一試合一試合勝っていく中で足りないところを見つけられたので、良かったです。
本当に奥川が居ない間はダメでしたね。居なかったから自分たちが自覚を持ったとか、そういうのは無かったです。
―― やはり奥川君が帰ってきてくれたことは大きかったんですね。
山瀬 確かに奥川は日本代表となって良いと感じたことをチームに伝えてくれたことはプラスにはなりました。それが一番ではなくて、今年のチームは公式戦を1試合1試合勝っていくことで成長できたと思います。
―― 奥川くんはU-18から戻ってきて、どんなことを伝えてくれたんですか
山瀬 いやチーム全体で話したというより、個人個人で奥川に連絡を取って聞くこともありました。根尾さんの話であったり、日本トップレベルの意識の高さなどをチームに伝えてくれました。
―― そういえば内山くんは小園海斗くん(報徳学園―広島)のスプリットステップ(関連記事)を取り入れたと聞いたんですが、それは大会中に聞いたんですか?
内山 大会が終わってからです。実際にやってみて、守備の向上にはすごく繋がると思いました。
相手の強さを感じながらも勝ち進めた明治神宮大会
―― 話は戻しますが、2年生の東海林くんから見ても、チームは苦しい感じだったんですか?
東海林航介(以下、東海林) そうですね。北信越の決勝戦(対啓新)で、延長15回で引き分けになった時は、そこで奥川に頼ってはいけないという感じで、みんなが一つになれたので、その日から成長できたと思います。
―― とはいえ、試合を振り返ってみると、2回戦、松本第一戦(試合レポート)では11対0とか、当たっている感じも受けるんですが。山瀬くんもヒットを打ってます。
山瀬 いえ、そんなヒットらしいヒットは打ってないです(笑)
内山 チームとしても個人としても、反省することが多かったと思います。
東海林 打撃陣に関しては、簡単に終わってしまう打席が多かったり、フライアウトが多かったので、工夫が無かったと思います。
知田爽汰(以下、知田) 決勝の啓新との戦いで勝ちきれなかったので、チームとしてはまだまだだと思いました。
―― 試合を観ると大差で勝っていますが、選手たちの皆さんはまだまだと感じていたんですね。
山瀬 正直、神宮大会の時も良くなくて、自分としてはぜんぜん納得できるチームではなかったです。
ただ大差で勝ったというのは、元々このチームが甲子園に出ているメンバーが多かったので、スタートラインが元々高かったから勝てただけで、新チームからこれだけ伸びたというのは感じていなくて、まだまだです。
―― 北信越大会で優勝して神宮大会まで、どんな準備をして臨んだんですか
山瀬 “全部優勝する”というのが新チーム当初からの目標だったので、やっと神宮大会に出られるということで、初戦が広陵さんというのが決まっていたので、まず初戦を勝つためにということで、決勝で上がった打撃力というのはもちろん話し合いはされましたし、そこは意識して臨みました。
―― やはり広陵はかなり警戒していましたか?
山瀬 そうですね。あんなゲームになるとは思ってなかったです。
―― 大差になりましたが、広陵さんの強さというのは感じましたか
山瀬 そうですね。もう一回やって同じような展開にはならないと思いますし、打撃陣のスイングもそんなに悪くは無かったですし、ピッチャーもあと3人良い選手がいたので、春は上がってくると思います。
内山 相手先発の石原さんは左ピッチャーで140km/h越えていたし、インコースもいいコントロールをしていたので、良いと思いました。
―― 口火を切る二塁打。打った球は何だったんですか
内山 インコース真っ直ぐです。インコースは強い方だと思います。
―― あれを打った瞬間、チームが乗ってきたという感じはありましたか
内山 その後、奥川さんがライトオーバーを打って、それが一番大きなきっかけになっていると思います。
―― 次の高松商業戦(試合レポート)では、東海林くんがホームランを打ちました。打撃フォームが崩れていたのを修正したおかげ(関連記事)と聞きました
東海林 おっしゃる通り、コーチの方に教えていただいて打てるようになったので、そのおかげだと思います。あの試合前はコーチに下半身の体重移動が下手くそと言われたので、そこを意識的に教えてもらって、その結果がホームランに繋がったと思います。
―― 大会を観ていて、知田くんのバッティングは広角に打てる印象があったんですが、自分自身どうですか。
知田 北信越といい、神宮の初戦といい、なかなか芯に当たらないバッティングが続いたので、準決勝では強く振ることを意識しました。
vol.1はここまで。次回は札幌大谷との決勝戦を振り返ってもらいました。あの試合を選手はどう振り返るのか。そして敗戦から見つかった課題についても伺いました。お楽しみに!
(文・河嶋 宗一)
![](https://wx2.sinaimg.cn/large/a07b0216gy1fzrxkblid6j20i209g42o.jpg)
【目次】
[1]手探りの中、戦った県大会と北信越大会
[2]相手の強さを感じながらも勝ち進めた明治神宮大会
3月23日から開幕する第91回選抜高等学校野球大会。優勝候補として期待されているのが昨秋の北信越大会王者の星稜である。エース・奥川 恭伸を中心に投打に逸材が揃い、優勝候補として期待されている。そんな星稜の主力選手からここまでのチームの歩み、今後の意気込みを聞いていく。1回目はスタート直後・神宮大会準決勝までの歩みを聞いていく。
<メンバー>
山瀬 慎之助(2年)・捕手・右投右打
東海林 航介(2年)・外野手・右投左打
内山 壮真(1年)・遊撃手・右投右打
知田 爽汰(1年)・三塁手・右投左打
手探りの中、戦った県大会と北信越大会
―― 今日は皆さん宜しくお願いします。今回登場していただいた選手は昨夏の甲子園を経験している選手が多いですが、まず夏の甲子園で感じたこと、反省していることをお話ください。
山瀬慎之助(以下、山瀬) 状態の良いピッチャーをマウンドに上げられなかったことです。済美戦(試合レポート)を振り返れば、3年生の竹谷(理央)さんは状態が悪かったんですが、マウンドに上げてしまったので、自分がキャッチャーという目線で投手の状態を監督に伝えることができれば防ぐことができたと思いますし、早めに竹谷さんを替えることもできたと思います。
内山壮真(以下、内山) 初めて立って、甲子園はいい球場だと思いました。広くも感じたんですが、甲子園でプレーして、いつも以上の力を発揮できた部分もあり、思い通りプレーができなかったところもあり、すごくいいい経験になりました。
―― では新チームがスタートして、どのようなスローガンを立てたんですか?
山瀬 監督さんから「狙って全国制覇する」という話があったんですが、チームのスローガンとしては『一味同心』というのを立てて、50人全員で全国制覇を目指していこうという話をしました。
―― しばらく奥川くんがU18に選ばれ、不在期間がありましたが、その間はどういうふうにチームをまとめていったんですか?
山瀬 実をいうと、まったくまとまらなかったんです。不安しかなかったんですが、石川県大会初戦から一試合一試合勝っていく中で足りないところを見つけられたので、良かったです。
本当に奥川が居ない間はダメでしたね。居なかったから自分たちが自覚を持ったとか、そういうのは無かったです。
―― やはり奥川君が帰ってきてくれたことは大きかったんですね。
山瀬 確かに奥川は日本代表となって良いと感じたことをチームに伝えてくれたことはプラスにはなりました。それが一番ではなくて、今年のチームは公式戦を1試合1試合勝っていくことで成長できたと思います。
―― 奥川くんはU-18から戻ってきて、どんなことを伝えてくれたんですか
山瀬 いやチーム全体で話したというより、個人個人で奥川に連絡を取って聞くこともありました。根尾さんの話であったり、日本トップレベルの意識の高さなどをチームに伝えてくれました。
―― そういえば内山くんは小園海斗くん(報徳学園―広島)のスプリットステップ(関連記事)を取り入れたと聞いたんですが、それは大会中に聞いたんですか?
内山 大会が終わってからです。実際にやってみて、守備の向上にはすごく繋がると思いました。
相手の強さを感じながらも勝ち進めた明治神宮大会
―― 話は戻しますが、2年生の東海林くんから見ても、チームは苦しい感じだったんですか?
東海林航介(以下、東海林) そうですね。北信越の決勝戦(対啓新)で、延長15回で引き分けになった時は、そこで奥川に頼ってはいけないという感じで、みんなが一つになれたので、その日から成長できたと思います。
―― とはいえ、試合を振り返ってみると、2回戦、松本第一戦(試合レポート)では11対0とか、当たっている感じも受けるんですが。山瀬くんもヒットを打ってます。
山瀬 いえ、そんなヒットらしいヒットは打ってないです(笑)
内山 チームとしても個人としても、反省することが多かったと思います。
東海林 打撃陣に関しては、簡単に終わってしまう打席が多かったり、フライアウトが多かったので、工夫が無かったと思います。
知田爽汰(以下、知田) 決勝の啓新との戦いで勝ちきれなかったので、チームとしてはまだまだだと思いました。
―― 試合を観ると大差で勝っていますが、選手たちの皆さんはまだまだと感じていたんですね。
山瀬 正直、神宮大会の時も良くなくて、自分としてはぜんぜん納得できるチームではなかったです。
ただ大差で勝ったというのは、元々このチームが甲子園に出ているメンバーが多かったので、スタートラインが元々高かったから勝てただけで、新チームからこれだけ伸びたというのは感じていなくて、まだまだです。
―― 北信越大会で優勝して神宮大会まで、どんな準備をして臨んだんですか
山瀬 “全部優勝する”というのが新チーム当初からの目標だったので、やっと神宮大会に出られるということで、初戦が広陵さんというのが決まっていたので、まず初戦を勝つためにということで、決勝で上がった打撃力というのはもちろん話し合いはされましたし、そこは意識して臨みました。
―― やはり広陵はかなり警戒していましたか?
山瀬 そうですね。あんなゲームになるとは思ってなかったです。
―― 大差になりましたが、広陵さんの強さというのは感じましたか
山瀬 そうですね。もう一回やって同じような展開にはならないと思いますし、打撃陣のスイングもそんなに悪くは無かったですし、ピッチャーもあと3人良い選手がいたので、春は上がってくると思います。
内山 相手先発の石原さんは左ピッチャーで140km/h越えていたし、インコースもいいコントロールをしていたので、良いと思いました。
―― 口火を切る二塁打。打った球は何だったんですか
内山 インコース真っ直ぐです。インコースは強い方だと思います。
―― あれを打った瞬間、チームが乗ってきたという感じはありましたか
内山 その後、奥川さんがライトオーバーを打って、それが一番大きなきっかけになっていると思います。
―― 次の高松商業戦(試合レポート)では、東海林くんがホームランを打ちました。打撃フォームが崩れていたのを修正したおかげ(関連記事)と聞きました
東海林 おっしゃる通り、コーチの方に教えていただいて打てるようになったので、そのおかげだと思います。あの試合前はコーチに下半身の体重移動が下手くそと言われたので、そこを意識的に教えてもらって、その結果がホームランに繋がったと思います。
―― 大会を観ていて、知田くんのバッティングは広角に打てる印象があったんですが、自分自身どうですか。
知田 北信越といい、神宮の初戦といい、なかなか芯に当たらないバッティングが続いたので、準決勝では強く振ることを意識しました。
vol.1はここまで。次回は札幌大谷との決勝戦を振り返ってもらいました。あの試合を選手はどう振り返るのか。そして敗戦から見つかった課題についても伺いました。お楽しみに!
(文・河嶋 宗一)
![](https://wx2.sinaimg.cn/large/a07b0216gy1fzrxkblid6j20i209g42o.jpg)
木六駄&炭六駄[给力][给力][给力]主に伯父の元へお歳暮を届けるように命じられた太郎冠者。木六駄&炭六駄だけでなく、諸白(清酒)と手紙も託されます。薪と炭を積んだ牛12頭も連れて冬の峠を越えるのは大変だと、太郎冠者はお使いを嫌がります。
でも暖かい旅支度を整えてやると主に言われると、コロッと機嫌を直してニコニコ♪ 太郎冠者のちゃっかりしてて、でも素直で健気なところが憎めません。逞しく前向きなところにいつも憧れます。
萬斎様の肩衣は背中に笠と鮮やかな紅葉が描かれてて、晩秋の澄んだ空気が似合いそうでした。
主(裕基さん)と太郎冠者が退場すると、お茶屋の高野さんが登場です。
「降るわ降るわ、真っ黒な雪が…」
高野さんは空を見上げます。『木六駄』で印象的な台詞ですが、しんしんと音も光も吸い込んでしまう雪国ならではの湿って重い雪を連想させます。
お茶屋さんは身体が弱く農業を継げずに茶屋になったと身の上を語り、この雪では客もないだろうと呟きます。静かにお茶を立て、雪深い峠の茶屋で来ないであろう客を待つ高野さんは、雪深い過疎地の孤独を思い起こさせて切なくなりました。
旅の装いで再登場する萬斎様。酒樽を肩に下げ、細い棒を手に牛を追いながら歩きます。道から外れる牛を叱り、そっちは谷だと引き留めて、橋掛りの端から本舞台の端までせっせと動き回ります。まるで12頭の牛の行列が見えるようでした。
あんなに嫌がっていたお使いで、口では悪態をつきつつも太郎冠者は甲斐甲斐しく牛の世話を焼きます。牛の脚に巻いている防寒具?が解けていると、手を暖めながら巻き直してあげます。手をはぁ〜〜っと暖める太郎冠者が可愛い酒樽にもちゃんと雪が積もっていたのがツボでした。えらいなぁ、私だったら絶対こんなお使いは嫌〜
やっとやっと峠の茶屋に着いた太郎冠者。お茶屋の高野さんが出迎えて、笠と蓑を脱ぐのを手伝ってくれます。両手を袖にしまって、縮こまって震える太郎冠者がまた可愛い♪(⁎˃ᴗ˂⁎)
太郎冠者はお茶を振る舞おうとするお茶屋さんに、身体を温めるお酒を所望します。
残念ながら酒は切らしているとお茶屋さんは答えて、それは何か?と太郎冠者の酒樽を示します。最初はこれは駄目だと言っていた太郎冠者も、ちょっとなら良いかとついつい酒樽を開けてしまいます。
ここからの展開はお約束♪ 盃を茶屋から借りて飲む。優しいことに高野さんにも杯を勧めて飲む。ついに空になってしまいます。ここで太郎冠者が舞う鶉舞が見どころ。お茶屋の団扇を借りてフラフラしながらも舞い、雪に閉ざされた暗さはなくなり明るい酒宴になります。
気が大きくなり陽気になった太郎冠者は木六駄をお茶屋に残して、お茶屋が用意してくれた蓑を断り去って行きます。フラフラな足取りで。雪山であれは危ない〜 と思いましたが、太郎冠者は無事に下山。
この辺りで切戸口から伯父の万作様がスッと現れ、端然と座していらっしゃったのですが、厳しく静かな佇まいに少し緊張しました。
酔ってご機嫌な太郎冠者。ずっと懐にしまっていた主からの手紙を伯父に手渡すと、手紙にお歳暮の内容が書かれていたらしく、伯父に問い詰められてしまいます。万作様と一緒に手紙を覗き込む萬斎様がとっても可愛かったです。頭巾を取ってしっとり汗ばんだ髪はボサボサ。さて何て言い逃れをするのか、後は見てのお楽しみというところ。
『木六駄』は「What is 狂言」(野村萬斎著)で写真だけは見ていて、『楢山節考』のような雰囲気を想像していたのですが、予想外に明るい曲でした。萬斎様のオーラが明るくさせているのかとも思いました。高野さんとの息の合った宴の場面も素晴らしく、1時間近い長さを感じさせませんでした。
万作様の木六駄もいつか観てみたいです。
![](https://wx3.sinaimg.cn/large/006QBJajgy1fxyugf3i25j30ku23d7sh.jpg)
でも暖かい旅支度を整えてやると主に言われると、コロッと機嫌を直してニコニコ♪ 太郎冠者のちゃっかりしてて、でも素直で健気なところが憎めません。逞しく前向きなところにいつも憧れます。
萬斎様の肩衣は背中に笠と鮮やかな紅葉が描かれてて、晩秋の澄んだ空気が似合いそうでした。
主(裕基さん)と太郎冠者が退場すると、お茶屋の高野さんが登場です。
「降るわ降るわ、真っ黒な雪が…」
高野さんは空を見上げます。『木六駄』で印象的な台詞ですが、しんしんと音も光も吸い込んでしまう雪国ならではの湿って重い雪を連想させます。
お茶屋さんは身体が弱く農業を継げずに茶屋になったと身の上を語り、この雪では客もないだろうと呟きます。静かにお茶を立て、雪深い峠の茶屋で来ないであろう客を待つ高野さんは、雪深い過疎地の孤独を思い起こさせて切なくなりました。
旅の装いで再登場する萬斎様。酒樽を肩に下げ、細い棒を手に牛を追いながら歩きます。道から外れる牛を叱り、そっちは谷だと引き留めて、橋掛りの端から本舞台の端までせっせと動き回ります。まるで12頭の牛の行列が見えるようでした。
あんなに嫌がっていたお使いで、口では悪態をつきつつも太郎冠者は甲斐甲斐しく牛の世話を焼きます。牛の脚に巻いている防寒具?が解けていると、手を暖めながら巻き直してあげます。手をはぁ〜〜っと暖める太郎冠者が可愛い酒樽にもちゃんと雪が積もっていたのがツボでした。えらいなぁ、私だったら絶対こんなお使いは嫌〜
やっとやっと峠の茶屋に着いた太郎冠者。お茶屋の高野さんが出迎えて、笠と蓑を脱ぐのを手伝ってくれます。両手を袖にしまって、縮こまって震える太郎冠者がまた可愛い♪(⁎˃ᴗ˂⁎)
太郎冠者はお茶を振る舞おうとするお茶屋さんに、身体を温めるお酒を所望します。
残念ながら酒は切らしているとお茶屋さんは答えて、それは何か?と太郎冠者の酒樽を示します。最初はこれは駄目だと言っていた太郎冠者も、ちょっとなら良いかとついつい酒樽を開けてしまいます。
ここからの展開はお約束♪ 盃を茶屋から借りて飲む。優しいことに高野さんにも杯を勧めて飲む。ついに空になってしまいます。ここで太郎冠者が舞う鶉舞が見どころ。お茶屋の団扇を借りてフラフラしながらも舞い、雪に閉ざされた暗さはなくなり明るい酒宴になります。
気が大きくなり陽気になった太郎冠者は木六駄をお茶屋に残して、お茶屋が用意してくれた蓑を断り去って行きます。フラフラな足取りで。雪山であれは危ない〜 と思いましたが、太郎冠者は無事に下山。
この辺りで切戸口から伯父の万作様がスッと現れ、端然と座していらっしゃったのですが、厳しく静かな佇まいに少し緊張しました。
酔ってご機嫌な太郎冠者。ずっと懐にしまっていた主からの手紙を伯父に手渡すと、手紙にお歳暮の内容が書かれていたらしく、伯父に問い詰められてしまいます。万作様と一緒に手紙を覗き込む萬斎様がとっても可愛かったです。頭巾を取ってしっとり汗ばんだ髪はボサボサ。さて何て言い逃れをするのか、後は見てのお楽しみというところ。
『木六駄』は「What is 狂言」(野村萬斎著)で写真だけは見ていて、『楢山節考』のような雰囲気を想像していたのですが、予想外に明るい曲でした。萬斎様のオーラが明るくさせているのかとも思いました。高野さんとの息の合った宴の場面も素晴らしく、1時間近い長さを感じさせませんでした。
万作様の木六駄もいつか観てみたいです。
![](https://wx3.sinaimg.cn/large/006QBJajgy1fxyugf3i25j30ku23d7sh.jpg)
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