【WEB】林遣都&中川大志、動物たちの命を繋ぐ物語で深めた絆「ふたりで話し合ったからこそ生まれた空気感がある」
動物たちを保護し、尊い命を繋いできた青森県北里大学に実在した「犬部」というサークルをご存じだろうか? 活動をモデルにした漫画作品がこれまで二作連載され、そのうちの一つである『北里大学獣医学部 犬部!』(著:片野ゆか)原案の映画『犬部!』が7月22日(木・祝)に公開する。
本作で主演を務めるのは林遣都。そして、主人公の親友役を中川大志が演じる。大の動物好きで本作には並々ならぬ思いを抱く二人から、出演が決まったときの心境や動物たちとの撮影エピソードとともに、お互いに役者として刺激を受けたこと、今後共演する機会があったらどんな関係性を演じてみたいのかについて話を聞いた。動物たちの命を繋ぐ物語だからこそ生まれた、様々な絆が垣間見えてくる。
「動物保護問題」というテーマに覚悟と知識を持って挑んだ
――本作は、行き場のない犬と猫を保護し、里親募集や譲渡会を実施していた実在したサークル「犬部」がモデルとなっています。どのような思いを持って作品に挑まれましたか?
林 もともと動物が大好きでいつか動物とかかわる作品や役をやってみたいと思っていたので、お話をいただいたときはとても嬉しかったです。一方で、動物保護問題という動物たちが直面するシビアな世界を目の当たりにしました。
この映画の企画を立ち上げた人たちは、動物たちの問題に真摯に向き合い覚悟を持った強い思いがあると脚本を読んで感じたんです。だからこそ、どれだけの覚悟と知識を持って臨まなければならないのだろう……という思いもありました。僕自身も動物が好きという思いがあるので、その思いを強く持って、多くの人に意味のある作品になればいいなと挑みました。
中川 僕自身も動物が大好きで犬を飼っているので、純粋に動物たちと共演できることがとても楽しみでした。ただ、動物が好きでも『犬部!』で描かれている獣医学や保健所の歴史、保護犬・猫の事情など知らないことが本当にたくさんありました。中にはショッキングに感じることもあって、改めて動物について色々考えるきっかけになりました。
そういった事実があることを、映画を通じて伝えなければならないと。これまでの歴史の中でどのように動物たちの命が扱われてきたのか、そして動物たちを救うための活動によってどう歴史が変わっていったのか、様々なメッセージをこの作品を通して伝えたいと思いながら演じました。
――林さん演じる花井颯太は犬部を設立した獣医学部の学生をモデルにしたキャラクターです。役づくりをする上で意識したことはありますか?
林 行動や生き方に芯のある役だったのでブレずに忠実にやるのみだと思いましたし、モデルとなった太田快作先生の動物に対する思いをしっかり胸に置いて演じようと意識しました。
同時に本作で描かれる犬部のメンバーは、大学時代に出会いサークルを立ち上げて長い時間苦楽や青春をともに過ごし、大人になってそれぞれ動物に関わる職に就いても関係が続いています。十数年間にも渡るお話なので、共演者のみんなと話し合いながら支え合って協力し合って動物たちを救う活動をしてきた仲間である空気感を出すことは大事にしました。
――実際に獣医師の方の現場を見たと聞きました。
林 スタッフの方々が長い月日をかけてリサーチしてくださって、撮影前には獣医師の先生方にお会いしたり実際の手術現場に立ち会わせていただいたりしました。動物たちの尊い命をつなぐ現場を体験し肌で感じて撮影に入らせていただいて覚悟がより深まったことから、役づくりの糧になりました。
――中川さんは犬が大好きな颯太の親友、犬部メンバーの柴崎涼介を演じています。役づくりで意識したことや大変だったことはありますか?
中川 動物保護問題を描いているため、犬の殺処分について理解を深めなければいけません。なので、実際に保健所へ足を運んでどういった実情なのか知る必要がありました。それは役づくりで一番大変でしたね……。動物が好きだからこそ、一番つらい作業でありカロリーをかなり使いました。
動物たちのいる撮影現場は表情豊か
――颯太は「花子」、柴崎は「太郎」とバディとなる犬が登場するほか、多くの犬たちと作品をともにしています。撮影現場では動物たちとはどのように絆を深めていきましたか?
林 動物たちにとっては初めての場所で非日常的な状況だったので、安心感を少しでも与えられるようにみんなが意識していて。青森のロケでは撮影以外の時間も一緒にいました。撮影が終わったらワンちゃんたちの宿泊所にお邪魔して、みんなで一緒に散歩したり。
中川 たくさんのワンちゃんたちを連れて青森の自然いっぱいの街を歩くのは気持ちよかったですよね。
林 気持ちよかったね。東京から来ている子(犬)ばかりだったので、自然いっぱいの中での散歩はどこか気持ちよさそうで。足取りが軽くなっている印象を受けました(笑)。
――ルンルンだったんですね(笑)。動物たちとの撮影で印象に残っていることはありますか?
中川 僕の演じる柴崎が倒れてしまい、何匹ものワンちゃんたちが心配して取り囲んでくれるシーンで犬まみれになるのは思い出に残っています。倒れているので一切動けないんですよ。僕が動くとワンちゃんたちも気が散って動き回ってしまうので。たくさんのワンちゃんに囲んでもらいながら、じっとしているのは大変でした。
でもあれだけ犬に囲まれることもなかったから、犬好きとしてはたまらなかった(笑)。あたたかかったです。
林 ははは(笑)。僕は、保健所で花子と太郎を引き取るシーンの撮影をしたときですね。本当に生まれたての子犬を抱っこしたんです。
ただ、そのとき真夏で子犬のことを考えると長時間の撮影は難しかったので、一瞬を狙って短い時間で撮影し終えよう!と思っていたのですが……寝ちゃって起きなくなりました(笑)。
中川 氷のペットボトルに抱きついたまま起きなくなったんですよね(笑)。
――それはかわいらしいハプニング……!
林 そういうハプニングもすべて心豊かに感じました。
中川 台本にはト書きや動きが書いてあるものの、現場に入ると「これはこれでいいか!」みたいなことも結構あって。思わぬ画が撮れることもありました。それは動物たちとの撮影ならではなのかなと思いました。
次はダークな作品で共演してみたい
――おふたりはドラマ『REPLAY&DESTROY』以来、6年ぶりの共演ですよね。
林 そっか、そんな前か。
中川 そうですね……。あのときはほとんど絡みがなかったんですよ。
――今回お久しぶりの共演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
林 楽しみでした。僕自身こういった青春群像劇が久しぶりだったので、しっかりコミュニケーションを取れたらなと。同じ事務所で僕の方が少し年上ということもあり、意識した部分ですね。
中川 僕も楽しみでした。バディのような存在でがっつり一緒に演じられるので、どうやって一緒につくっていけるかな!と。あとは現場で遣都さんがどうやって演じられているのかを見るのも楽しみでしたね。
――事務所の先輩である林さんとの共演を経て、中川さんは刺激を受けたことはありますか?
中川 台本に書かれていない余白や映画では描かれない時間、ふたり(颯太と柴崎)の中でどんなことがあったんだろうね?みたいなことを撮影の合間にたくさん話し合いました。ここまで共演者の方と密に話したことはないくらい遣都さんと話して。だからこそ生まれたシーンや空気感もあり、とても刺激を受けました。
林 長い期間一緒にいた颯太と柴崎の関係性を感じ取ってもらうには、話し合いが必要だと考えました。大志は柴崎という人物に対して絶対的な考えを持っていたから、僕も颯太についての考えをしっかりと共有し合って。毎シーン一つひとつ確認し合いながら演じることができて、すごく楽しかったです。歳は少し離れていますけど、早い段階で遠慮がなくなり対等な関係になれたと思います。
中川 台本に書かれていないことをわざわざ話し合う必要はないかもしれないけど、何気ない部分でも共通認識として持っておきたい、埋めておきたいと。そうやって一緒に話している時間は本当に楽しかったです。
――本当に長い時間一緒にいたように見せるため、密にコミュニケーションを取られていたんですね。林さんは中川さんから刺激を受けたことは?
林 僕も動物は大好きなのですが、それ以上に大志は強い動物愛を持っていて。実際に(犬を)飼っていますし、現場でのワンちゃんとの接し方も、なるほどなぁと思うことがたくさんありました。大志だけでなく共演者みんなが動物好きで同じ方向に進んでいけたので、現場で上手くいかない場面でも協力し合って試行錯誤をしながらつくり上げられたと思います。動物を題材にした作品の中で、同じ方向を向けたのはとてもありがたいことでした。
中川 本当にみんな動物が大好きでしたよね。こんなにふれ合える機会もなかったから、大変なことがあってもみんな楽しく撮影に臨んでいました。
――ありがとうございます! 最後に、今後共演する機会があったらどんな関係性の役柄を演じてみたいか教えてください。
中川 僕は悪~いやつをやりたいですね(笑)。
林 一緒!(笑) マフィアとか思い浮かんだ。
中川 『犬部!』はさわやかでクリーンな作品だったので、それとは真反対の作品がいいですよね。遣都さんが言うように、ちょっとダークな男くさい作品をやりたいです。
林 『犬部!』を通して大志は本当に心の優しい人だと感じたので、そういうギャップのある作品は面白そうですね。
『犬部!』はバディのような関係性だけど離れている時間も多かったので、今度はがっつり時間をともにするような関係性の役をやりたいです。何か問題に立ち向かいながら、心と心でぶつかるみたいな。そこでまたいろいろ話し合って作品をつくり上げていきたいです。……でも共演できるならなんでもいいです(笑)。
中川 あははは(笑)。
pia interview→https://t.cn/A6fR3REa
動物たちを保護し、尊い命を繋いできた青森県北里大学に実在した「犬部」というサークルをご存じだろうか? 活動をモデルにした漫画作品がこれまで二作連載され、そのうちの一つである『北里大学獣医学部 犬部!』(著:片野ゆか)原案の映画『犬部!』が7月22日(木・祝)に公開する。
本作で主演を務めるのは林遣都。そして、主人公の親友役を中川大志が演じる。大の動物好きで本作には並々ならぬ思いを抱く二人から、出演が決まったときの心境や動物たちとの撮影エピソードとともに、お互いに役者として刺激を受けたこと、今後共演する機会があったらどんな関係性を演じてみたいのかについて話を聞いた。動物たちの命を繋ぐ物語だからこそ生まれた、様々な絆が垣間見えてくる。
「動物保護問題」というテーマに覚悟と知識を持って挑んだ
――本作は、行き場のない犬と猫を保護し、里親募集や譲渡会を実施していた実在したサークル「犬部」がモデルとなっています。どのような思いを持って作品に挑まれましたか?
林 もともと動物が大好きでいつか動物とかかわる作品や役をやってみたいと思っていたので、お話をいただいたときはとても嬉しかったです。一方で、動物保護問題という動物たちが直面するシビアな世界を目の当たりにしました。
この映画の企画を立ち上げた人たちは、動物たちの問題に真摯に向き合い覚悟を持った強い思いがあると脚本を読んで感じたんです。だからこそ、どれだけの覚悟と知識を持って臨まなければならないのだろう……という思いもありました。僕自身も動物が好きという思いがあるので、その思いを強く持って、多くの人に意味のある作品になればいいなと挑みました。
中川 僕自身も動物が大好きで犬を飼っているので、純粋に動物たちと共演できることがとても楽しみでした。ただ、動物が好きでも『犬部!』で描かれている獣医学や保健所の歴史、保護犬・猫の事情など知らないことが本当にたくさんありました。中にはショッキングに感じることもあって、改めて動物について色々考えるきっかけになりました。
そういった事実があることを、映画を通じて伝えなければならないと。これまでの歴史の中でどのように動物たちの命が扱われてきたのか、そして動物たちを救うための活動によってどう歴史が変わっていったのか、様々なメッセージをこの作品を通して伝えたいと思いながら演じました。
――林さん演じる花井颯太は犬部を設立した獣医学部の学生をモデルにしたキャラクターです。役づくりをする上で意識したことはありますか?
林 行動や生き方に芯のある役だったのでブレずに忠実にやるのみだと思いましたし、モデルとなった太田快作先生の動物に対する思いをしっかり胸に置いて演じようと意識しました。
同時に本作で描かれる犬部のメンバーは、大学時代に出会いサークルを立ち上げて長い時間苦楽や青春をともに過ごし、大人になってそれぞれ動物に関わる職に就いても関係が続いています。十数年間にも渡るお話なので、共演者のみんなと話し合いながら支え合って協力し合って動物たちを救う活動をしてきた仲間である空気感を出すことは大事にしました。
――実際に獣医師の方の現場を見たと聞きました。
林 スタッフの方々が長い月日をかけてリサーチしてくださって、撮影前には獣医師の先生方にお会いしたり実際の手術現場に立ち会わせていただいたりしました。動物たちの尊い命をつなぐ現場を体験し肌で感じて撮影に入らせていただいて覚悟がより深まったことから、役づくりの糧になりました。
――中川さんは犬が大好きな颯太の親友、犬部メンバーの柴崎涼介を演じています。役づくりで意識したことや大変だったことはありますか?
中川 動物保護問題を描いているため、犬の殺処分について理解を深めなければいけません。なので、実際に保健所へ足を運んでどういった実情なのか知る必要がありました。それは役づくりで一番大変でしたね……。動物が好きだからこそ、一番つらい作業でありカロリーをかなり使いました。
動物たちのいる撮影現場は表情豊か
――颯太は「花子」、柴崎は「太郎」とバディとなる犬が登場するほか、多くの犬たちと作品をともにしています。撮影現場では動物たちとはどのように絆を深めていきましたか?
林 動物たちにとっては初めての場所で非日常的な状況だったので、安心感を少しでも与えられるようにみんなが意識していて。青森のロケでは撮影以外の時間も一緒にいました。撮影が終わったらワンちゃんたちの宿泊所にお邪魔して、みんなで一緒に散歩したり。
中川 たくさんのワンちゃんたちを連れて青森の自然いっぱいの街を歩くのは気持ちよかったですよね。
林 気持ちよかったね。東京から来ている子(犬)ばかりだったので、自然いっぱいの中での散歩はどこか気持ちよさそうで。足取りが軽くなっている印象を受けました(笑)。
――ルンルンだったんですね(笑)。動物たちとの撮影で印象に残っていることはありますか?
中川 僕の演じる柴崎が倒れてしまい、何匹ものワンちゃんたちが心配して取り囲んでくれるシーンで犬まみれになるのは思い出に残っています。倒れているので一切動けないんですよ。僕が動くとワンちゃんたちも気が散って動き回ってしまうので。たくさんのワンちゃんに囲んでもらいながら、じっとしているのは大変でした。
でもあれだけ犬に囲まれることもなかったから、犬好きとしてはたまらなかった(笑)。あたたかかったです。
林 ははは(笑)。僕は、保健所で花子と太郎を引き取るシーンの撮影をしたときですね。本当に生まれたての子犬を抱っこしたんです。
ただ、そのとき真夏で子犬のことを考えると長時間の撮影は難しかったので、一瞬を狙って短い時間で撮影し終えよう!と思っていたのですが……寝ちゃって起きなくなりました(笑)。
中川 氷のペットボトルに抱きついたまま起きなくなったんですよね(笑)。
――それはかわいらしいハプニング……!
林 そういうハプニングもすべて心豊かに感じました。
中川 台本にはト書きや動きが書いてあるものの、現場に入ると「これはこれでいいか!」みたいなことも結構あって。思わぬ画が撮れることもありました。それは動物たちとの撮影ならではなのかなと思いました。
次はダークな作品で共演してみたい
――おふたりはドラマ『REPLAY&DESTROY』以来、6年ぶりの共演ですよね。
林 そっか、そんな前か。
中川 そうですね……。あのときはほとんど絡みがなかったんですよ。
――今回お久しぶりの共演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?
林 楽しみでした。僕自身こういった青春群像劇が久しぶりだったので、しっかりコミュニケーションを取れたらなと。同じ事務所で僕の方が少し年上ということもあり、意識した部分ですね。
中川 僕も楽しみでした。バディのような存在でがっつり一緒に演じられるので、どうやって一緒につくっていけるかな!と。あとは現場で遣都さんがどうやって演じられているのかを見るのも楽しみでしたね。
――事務所の先輩である林さんとの共演を経て、中川さんは刺激を受けたことはありますか?
中川 台本に書かれていない余白や映画では描かれない時間、ふたり(颯太と柴崎)の中でどんなことがあったんだろうね?みたいなことを撮影の合間にたくさん話し合いました。ここまで共演者の方と密に話したことはないくらい遣都さんと話して。だからこそ生まれたシーンや空気感もあり、とても刺激を受けました。
林 長い期間一緒にいた颯太と柴崎の関係性を感じ取ってもらうには、話し合いが必要だと考えました。大志は柴崎という人物に対して絶対的な考えを持っていたから、僕も颯太についての考えをしっかりと共有し合って。毎シーン一つひとつ確認し合いながら演じることができて、すごく楽しかったです。歳は少し離れていますけど、早い段階で遠慮がなくなり対等な関係になれたと思います。
中川 台本に書かれていないことをわざわざ話し合う必要はないかもしれないけど、何気ない部分でも共通認識として持っておきたい、埋めておきたいと。そうやって一緒に話している時間は本当に楽しかったです。
――本当に長い時間一緒にいたように見せるため、密にコミュニケーションを取られていたんですね。林さんは中川さんから刺激を受けたことは?
林 僕も動物は大好きなのですが、それ以上に大志は強い動物愛を持っていて。実際に(犬を)飼っていますし、現場でのワンちゃんとの接し方も、なるほどなぁと思うことがたくさんありました。大志だけでなく共演者みんなが動物好きで同じ方向に進んでいけたので、現場で上手くいかない場面でも協力し合って試行錯誤をしながらつくり上げられたと思います。動物を題材にした作品の中で、同じ方向を向けたのはとてもありがたいことでした。
中川 本当にみんな動物が大好きでしたよね。こんなにふれ合える機会もなかったから、大変なことがあってもみんな楽しく撮影に臨んでいました。
――ありがとうございます! 最後に、今後共演する機会があったらどんな関係性の役柄を演じてみたいか教えてください。
中川 僕は悪~いやつをやりたいですね(笑)。
林 一緒!(笑) マフィアとか思い浮かんだ。
中川 『犬部!』はさわやかでクリーンな作品だったので、それとは真反対の作品がいいですよね。遣都さんが言うように、ちょっとダークな男くさい作品をやりたいです。
林 『犬部!』を通して大志は本当に心の優しい人だと感じたので、そういうギャップのある作品は面白そうですね。
『犬部!』はバディのような関係性だけど離れている時間も多かったので、今度はがっつり時間をともにするような関係性の役をやりたいです。何か問題に立ち向かいながら、心と心でぶつかるみたいな。そこでまたいろいろ話し合って作品をつくり上げていきたいです。……でも共演できるならなんでもいいです(笑)。
中川 あははは(笑)。
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キリ番踏んだら私のターン
2021.05.10 更新 ツイート
あなたの「明日も頑張ろうスイッチ」が、コロナ禍でも残り続けますように
長井短
エッセイ
ゆとり世代
ミレニアル世代
平成生まれ
キリ踏ん
頭がうまく動かない日々が1ヶ月くらい続いている。
何か考えようとしても、1つのことを考えられる時間は1分くらいしか続かなくて、気づけば別のことを考えてしまう。Aを考えてたのにBを、Bを考えてたのにCを、ってな具合にGくらいまで思考が転々とすると、ようやくAに戻ってくる。その繰り返し。不便この上ない。
こういうのって今までも時々あって、それは大抵の場合演劇の本番前だった。そうです。私は今本番前なのです!!
本来なら5月4日が初日だったはずの舞台だけど、緊急事態宣言によって現在初日は5月12日に伸びています……。文句を言っても仕方ないので前向きに日々を過ごしてるけど、そうは言っても、5月4日が初日のつもりで毎日を過ごしていたから、今どうやって過ごせばいいのかわからない。
ディズニーランドに行きたすぎてそろそろ限界ということ…現場からは以上です。
今まで色々な文章を書いてきたけど、演劇のことを書いたことはほとんどなくて、なんとなく自分の中で演劇のことを書くのはしっくりこないから避けていました。でも、今回ばかりは演劇のことしか考えられなそうなので、演劇の話をします。私にとっての演劇の話です。
ゲロ吐きそうでも舞台に立っちゃうのはなんでだろう
演劇を始めてから、もうすぐ10年が経つ。19歳の頃から毎年、多いときは年7、8本。少なくても年2本は舞台に立ってきた。通算でどのくらいの数になるのかはわからないけど、小さな劇場も大きな劇場も立たせてもらえてわかったのは、演劇ってマジで面倒くさいってこと。
演劇出身なんですって言うと時々言われる言葉の中に「演劇いいよね! やっぱり! 演劇が好きって俳優さん多いもんね!」ってのがある。超同意なんだけど、正直私の演劇への思いはそんな愛だけのものではなくて、憎もあるの。
だってさ? マジで緊張すんだもんあれ。何度舞台に立っても、舞台袖で出番を待っていると、歯茎がむずむずして全歯ポロっといっちゃうんじゃねーかって気持ちになる。台詞を言っている最中に舌を噛み切る夢を見た回数は数え切れないし、私の知らない間に台本が大幅に変更されて舞台上で立ちすくむ悪夢に週2でうなされる。超ストレス。
無事に今日が終わっても、また明日も同じ緊張が襲ってくると思うとキレそうになる。大きい声を出すからかどんどんお腹と背中が筋肉痛になっていって、声帯回復のために食べたくもないステーキを食べる時、ステーキを食べられるような残高状況じゃないことを思い出し冷や汗をかく。
文句ばかりだ。それなのに、どうしても私は劇場に戻っていってしまう。行ったら疲れるってわかってるのに、気付くと埃っぽい舞台袖でプチゲロを我慢しているのだ。
なんでだろう。どうしてあんな奴のところに、私は抱かれに行ってしまうんですか……?
撮影現場で「唇のスクラブ」ってやつに初めて出会った。ざらざらしたお手拭きで唇を拭く感覚なんだけど、物凄く気持ちいいし唇がツルツルになる。欲しい。
悪口ばっかり言ってますけど、これら全てを一瞬で帳消しにするキュンポイントが演劇にはある。その一瞬は本番直前の舞台袖、M0っていう「この曲がかかったらマジで開演です」っていう合図の曲が流れた時。大抵の場合、M0の音量が上がるのと同時に、劇場は暗くなっていく。真っ暗闇の中に爆音でM0が響いたら、私たちは舞台上にスタンバイするんだけど、その、歩み出す前の1秒にも満たない時間が、私は演劇の中で一番好きだ。
舞台裏にいる俳優、演出部さん、舞台監督さん、楽屋にいる俳優、客席奥にいる音響さん照明さん。劇場内にいる色んな年齢の色んな役割の人たちが一斉に「やるか~」って静かに息を吸うこの瞬間、私は他のどんな時間よりも一人ではないって感じるの。誰かと一緒に働くことは大変だけど楽しくて素晴らしいことなんだって気持ちでいっぱいになる。あ~演劇やりたいなぁ。早く劇場に行きたいなぁ。
やりたいからやる、っていう姿勢がシンプルで好きだった。なんでやってるんだろうって考えても考えても結局、「だってやりたいから」にしか行きつかない。でも、やりたいからやるなんてことが叶いにくい世の中になった今、何か今までとは違う大義名分みたいなものがほしくなった。なくてもいいものみたいに扱われることに、抵抗したいのかもしれない。
あなたの「明日も頑張ろうスイッチ」はなんですか?
演劇は別に、見たってお腹も膨れないし、病気だって治せない。演劇にできることなんて多くない。けど、でも、いい大人が汗をかきながら舞台上を駆けずり回っている様を見ると、私は勇気が湧く。どんな人間も、大きい声を出すと唾が飛ぶし、走り回れば汗をかくっていう当たり前のことを思い出せるから。自分ではない人間も、自分と同じように生きているってことがわかると「明日も頑張るか」って、私は思える。「明日も頑張ろう」と思えなくなっちゃうと、生きていくのはしんどい。だから、世の中には出来るだけ多くの、色んな種類の「明日も頑張ろうスイッチ」みたいなものがあった方が良いなと思うの。自分の出演する演劇も、そのスイッチになりますようにと祈りながら楽屋から舞台へ、上手から下手へ、私は移動しているのかもしれない。「やりたいからやる」とは別の、私が演劇をやる理由は、たぶんこの祈りだ。
きっと、祈っているのは私だけではない。わざわざチケットを買って、劇場まで足を運んでくれるお客さんのその行動にだって、同じように祈りがこもっている。またこの劇団を見れますように、もっと大きなライブハウスに進出できますように、あなたが引退しませんように。立場が違う私たちは、祈りあうことで支え合っているのだ。それができるって、なんて豊かなことだろう。
切羽詰まってる世の中だから、摂取すればすぐに効くロキソニンみたいなものが幸せを作る唯一の方法みたいになっている気がしていて、それもそれで良いんだけど。効いてるかわからない漢方を飲み続けることにも幸せはあるのだ。忘れないでほしいのだ。
不細工で要領の悪い不便な演劇も、存在できる世界がいいなと思います。私は演劇が好きです。
希望你的“明天也要努力的开关”,即使是日冕之祸也能继续留下。
长井短
井随笔|井宽松世代#千禧年世代#平成出生#终结
大脑无法正常运转的日子持续了一个月左右
看。
即使想思考什么,思考一件事的时间也只能持续1分钟左右,等回过神来,就会想别的事情。想着A却想到了B,想着B却想到了C,不知不觉地思考到了G,终于回到了A。如此反复。不便至极。
到现在为止,这种情况也时有发生,而且大多是在戏剧正式演出之前。是的。我现在是正式演出前!!
本来5月4日应该是第一天的舞台,但是根据紧急事态宣言现在第一天延长到了5月12日…。因为抱怨也没有办法,所以每天都在积极地度过。话虽这么说,但因为把5月4日当作第一天来过,所以不知道现在该怎么过。
去了太多迪士尼乐园,差不多到了极限了…以上是现场的情况。(见图)
至今为止写了很多文章,但几乎没写过戏剧,总觉得自己一直在回避写戏剧。但是,这次好像只想到戏剧,所以我要讲戏剧。对我来说,戏剧的故事。
即使快要呕吐也要站在舞台上是为什么呢?
从开始演话剧到现在已经快10年了。从19岁开始每年,多的时候一年7、8部。每年至少有2部在舞台上演出。总计有多少人我不知道,不过无论小剧场还是大剧场,我都知道演戏真的很麻烦。
说到我是戏剧出身,经常有人说:“演戏真好啊!果然!喜欢演戏的演员很多啊!”有这样的。虽然我非常同意,但说实话,我对戏剧的想法并不仅仅是爱,也有恨。
因为,真的很紧张啊。无论站在舞台上多少次,只要站在舞台的袖子上等待出场,就会觉得牙龈发痒,全牙都要脱落了。在说台词的过程中,做过无数次咬断舌头的梦,在我不知道的情况下,剧本被大幅度修改,在舞台上站着的噩梦每周有2次。即使今天平安无事地结束了,一想到明天也会有同样的紧张袭来,就会忍不住生气。不知道是不是因为大声说话,肚子和背部的肌肉越来越痛,为了恢复声带而吃不想吃的牛排的时候,想起自己的结余状况不是能吃牛排的程度,不禁冒冷汗。
尽是抱怨。尽管如此,我还是回到了剧场。明明知道去了会很累,回过神来却发现自己正用布满灰尘的舞台袖子忍受着小呕吐。
为什么呢?为什么我要去那种家伙那里被他抱着呢?
在拍摄现场第一次见到了“嘴唇磨砂膏”。虽然是用粗糙的手擦嘴唇的感觉,但是非常舒服。(见图)
虽然我总是说一些不好的话,但在一瞬间,所有这些戏剧中有这样的扣人心弦的地方。
那一瞬间是正式演出前的舞台袖子,播放MO这首“如果这首曲子播放的话真的要开演了”的信号的曲子的时候。一般情况下,MO的音量上升的同时,剧场也会变暗。在一片漆黑中,如果MO响起轰鸣声,我们就会在舞台上待命,而那迈开脚步前不到一秒的时间,是我最喜欢的戏剧。
在后台的演员、导演、舞台导演,在后台的演员,在观众席深处的音响、照明。在剧场里各种年龄各种角色的人们一齐说“要做吗~”安静地吸气的这一瞬间,我感觉比其他任何时间都不是一个人。和别人一起工作虽然很辛苦,但是很开心,感觉很棒。啊~想演话剧啊。真想早点去剧场啊。
因为想做所以做,这种态度很简单,我很喜欢。为什么要这么做呢,想了又想,结果只能是“因为想做”。但是,因为想做而去做的事情很难实现的现在,我想要一个与以往不同的名分。也许是想抵抗被当成可有可无的东西。
你的“明天也要努力的开关”是什么?
话剧就另当别论了,看了肚子也胀不起来,病也治不好。戏剧能做的事情并不多。但是,当我看到优秀的大人一边流汗一边在舞台上奔跑的样子,我就会鼓起勇气。不管是什么样的人,只要大声说话就会唾沫横飞,到处跑就会出汗,这是理所当然的事情。明白了不是自己的人也和自己一样活着,我就会想“明天也要努力吗”。不想“明天也要努力”的话,活下去就会很辛苦。所以,我觉得世界上最好有尽可能多的、各种各样的“明天也要努力的开关”那样的东西。也许我一边祈祷着自己出演的戏剧也能成为那个开关,一边从后台移动到舞台,从擅长移动到笨拙。与“因为想做所以做”不同,我做话剧的理由大概是这个祈祷。
祈祷的人一定不止我一个。特意买票来到剧场的观众们的行动,也同样包含着祈祷。希望还能看到这个剧团,希望能进军更大的live house,希望你不要引退。立场不同的我们,通过祈祷来相互支持。
能做到这一点,真是太幸福了。
在这个急迫的世界里,我觉得只要摄取就能立刻见效的罗青素就成了制造幸福的唯一方法,这也很好。持续服用不知道是否有效的汉方药,也是一种幸福。希望不要忘记丑陋的、不得要领的、不方便的戏剧也能存在的世界真好。
我喜欢戏剧。
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あなたの「明日も頑張ろうスイッチ」が、コロナ禍でも残り続けますように
長井短
エッセイ
ゆとり世代
ミレニアル世代
平成生まれ
キリ踏ん
頭がうまく動かない日々が1ヶ月くらい続いている。
何か考えようとしても、1つのことを考えられる時間は1分くらいしか続かなくて、気づけば別のことを考えてしまう。Aを考えてたのにBを、Bを考えてたのにCを、ってな具合にGくらいまで思考が転々とすると、ようやくAに戻ってくる。その繰り返し。不便この上ない。
こういうのって今までも時々あって、それは大抵の場合演劇の本番前だった。そうです。私は今本番前なのです!!
本来なら5月4日が初日だったはずの舞台だけど、緊急事態宣言によって現在初日は5月12日に伸びています……。文句を言っても仕方ないので前向きに日々を過ごしてるけど、そうは言っても、5月4日が初日のつもりで毎日を過ごしていたから、今どうやって過ごせばいいのかわからない。
ディズニーランドに行きたすぎてそろそろ限界ということ…現場からは以上です。
今まで色々な文章を書いてきたけど、演劇のことを書いたことはほとんどなくて、なんとなく自分の中で演劇のことを書くのはしっくりこないから避けていました。でも、今回ばかりは演劇のことしか考えられなそうなので、演劇の話をします。私にとっての演劇の話です。
ゲロ吐きそうでも舞台に立っちゃうのはなんでだろう
演劇を始めてから、もうすぐ10年が経つ。19歳の頃から毎年、多いときは年7、8本。少なくても年2本は舞台に立ってきた。通算でどのくらいの数になるのかはわからないけど、小さな劇場も大きな劇場も立たせてもらえてわかったのは、演劇ってマジで面倒くさいってこと。
演劇出身なんですって言うと時々言われる言葉の中に「演劇いいよね! やっぱり! 演劇が好きって俳優さん多いもんね!」ってのがある。超同意なんだけど、正直私の演劇への思いはそんな愛だけのものではなくて、憎もあるの。
だってさ? マジで緊張すんだもんあれ。何度舞台に立っても、舞台袖で出番を待っていると、歯茎がむずむずして全歯ポロっといっちゃうんじゃねーかって気持ちになる。台詞を言っている最中に舌を噛み切る夢を見た回数は数え切れないし、私の知らない間に台本が大幅に変更されて舞台上で立ちすくむ悪夢に週2でうなされる。超ストレス。
無事に今日が終わっても、また明日も同じ緊張が襲ってくると思うとキレそうになる。大きい声を出すからかどんどんお腹と背中が筋肉痛になっていって、声帯回復のために食べたくもないステーキを食べる時、ステーキを食べられるような残高状況じゃないことを思い出し冷や汗をかく。
文句ばかりだ。それなのに、どうしても私は劇場に戻っていってしまう。行ったら疲れるってわかってるのに、気付くと埃っぽい舞台袖でプチゲロを我慢しているのだ。
なんでだろう。どうしてあんな奴のところに、私は抱かれに行ってしまうんですか……?
撮影現場で「唇のスクラブ」ってやつに初めて出会った。ざらざらしたお手拭きで唇を拭く感覚なんだけど、物凄く気持ちいいし唇がツルツルになる。欲しい。
悪口ばっかり言ってますけど、これら全てを一瞬で帳消しにするキュンポイントが演劇にはある。その一瞬は本番直前の舞台袖、M0っていう「この曲がかかったらマジで開演です」っていう合図の曲が流れた時。大抵の場合、M0の音量が上がるのと同時に、劇場は暗くなっていく。真っ暗闇の中に爆音でM0が響いたら、私たちは舞台上にスタンバイするんだけど、その、歩み出す前の1秒にも満たない時間が、私は演劇の中で一番好きだ。
舞台裏にいる俳優、演出部さん、舞台監督さん、楽屋にいる俳優、客席奥にいる音響さん照明さん。劇場内にいる色んな年齢の色んな役割の人たちが一斉に「やるか~」って静かに息を吸うこの瞬間、私は他のどんな時間よりも一人ではないって感じるの。誰かと一緒に働くことは大変だけど楽しくて素晴らしいことなんだって気持ちでいっぱいになる。あ~演劇やりたいなぁ。早く劇場に行きたいなぁ。
やりたいからやる、っていう姿勢がシンプルで好きだった。なんでやってるんだろうって考えても考えても結局、「だってやりたいから」にしか行きつかない。でも、やりたいからやるなんてことが叶いにくい世の中になった今、何か今までとは違う大義名分みたいなものがほしくなった。なくてもいいものみたいに扱われることに、抵抗したいのかもしれない。
あなたの「明日も頑張ろうスイッチ」はなんですか?
演劇は別に、見たってお腹も膨れないし、病気だって治せない。演劇にできることなんて多くない。けど、でも、いい大人が汗をかきながら舞台上を駆けずり回っている様を見ると、私は勇気が湧く。どんな人間も、大きい声を出すと唾が飛ぶし、走り回れば汗をかくっていう当たり前のことを思い出せるから。自分ではない人間も、自分と同じように生きているってことがわかると「明日も頑張るか」って、私は思える。「明日も頑張ろう」と思えなくなっちゃうと、生きていくのはしんどい。だから、世の中には出来るだけ多くの、色んな種類の「明日も頑張ろうスイッチ」みたいなものがあった方が良いなと思うの。自分の出演する演劇も、そのスイッチになりますようにと祈りながら楽屋から舞台へ、上手から下手へ、私は移動しているのかもしれない。「やりたいからやる」とは別の、私が演劇をやる理由は、たぶんこの祈りだ。
きっと、祈っているのは私だけではない。わざわざチケットを買って、劇場まで足を運んでくれるお客さんのその行動にだって、同じように祈りがこもっている。またこの劇団を見れますように、もっと大きなライブハウスに進出できますように、あなたが引退しませんように。立場が違う私たちは、祈りあうことで支え合っているのだ。それができるって、なんて豊かなことだろう。
切羽詰まってる世の中だから、摂取すればすぐに効くロキソニンみたいなものが幸せを作る唯一の方法みたいになっている気がしていて、それもそれで良いんだけど。効いてるかわからない漢方を飲み続けることにも幸せはあるのだ。忘れないでほしいのだ。
不細工で要領の悪い不便な演劇も、存在できる世界がいいなと思います。私は演劇が好きです。
希望你的“明天也要努力的开关”,即使是日冕之祸也能继续留下。
长井短
井随笔|井宽松世代#千禧年世代#平成出生#终结
大脑无法正常运转的日子持续了一个月左右
看。
即使想思考什么,思考一件事的时间也只能持续1分钟左右,等回过神来,就会想别的事情。想着A却想到了B,想着B却想到了C,不知不觉地思考到了G,终于回到了A。如此反复。不便至极。
到现在为止,这种情况也时有发生,而且大多是在戏剧正式演出之前。是的。我现在是正式演出前!!
本来5月4日应该是第一天的舞台,但是根据紧急事态宣言现在第一天延长到了5月12日…。因为抱怨也没有办法,所以每天都在积极地度过。话虽这么说,但因为把5月4日当作第一天来过,所以不知道现在该怎么过。
去了太多迪士尼乐园,差不多到了极限了…以上是现场的情况。(见图)
至今为止写了很多文章,但几乎没写过戏剧,总觉得自己一直在回避写戏剧。但是,这次好像只想到戏剧,所以我要讲戏剧。对我来说,戏剧的故事。
即使快要呕吐也要站在舞台上是为什么呢?
从开始演话剧到现在已经快10年了。从19岁开始每年,多的时候一年7、8部。每年至少有2部在舞台上演出。总计有多少人我不知道,不过无论小剧场还是大剧场,我都知道演戏真的很麻烦。
说到我是戏剧出身,经常有人说:“演戏真好啊!果然!喜欢演戏的演员很多啊!”有这样的。虽然我非常同意,但说实话,我对戏剧的想法并不仅仅是爱,也有恨。
因为,真的很紧张啊。无论站在舞台上多少次,只要站在舞台的袖子上等待出场,就会觉得牙龈发痒,全牙都要脱落了。在说台词的过程中,做过无数次咬断舌头的梦,在我不知道的情况下,剧本被大幅度修改,在舞台上站着的噩梦每周有2次。即使今天平安无事地结束了,一想到明天也会有同样的紧张袭来,就会忍不住生气。不知道是不是因为大声说话,肚子和背部的肌肉越来越痛,为了恢复声带而吃不想吃的牛排的时候,想起自己的结余状况不是能吃牛排的程度,不禁冒冷汗。
尽是抱怨。尽管如此,我还是回到了剧场。明明知道去了会很累,回过神来却发现自己正用布满灰尘的舞台袖子忍受着小呕吐。
为什么呢?为什么我要去那种家伙那里被他抱着呢?
在拍摄现场第一次见到了“嘴唇磨砂膏”。虽然是用粗糙的手擦嘴唇的感觉,但是非常舒服。(见图)
虽然我总是说一些不好的话,但在一瞬间,所有这些戏剧中有这样的扣人心弦的地方。
那一瞬间是正式演出前的舞台袖子,播放MO这首“如果这首曲子播放的话真的要开演了”的信号的曲子的时候。一般情况下,MO的音量上升的同时,剧场也会变暗。在一片漆黑中,如果MO响起轰鸣声,我们就会在舞台上待命,而那迈开脚步前不到一秒的时间,是我最喜欢的戏剧。
在后台的演员、导演、舞台导演,在后台的演员,在观众席深处的音响、照明。在剧场里各种年龄各种角色的人们一齐说“要做吗~”安静地吸气的这一瞬间,我感觉比其他任何时间都不是一个人。和别人一起工作虽然很辛苦,但是很开心,感觉很棒。啊~想演话剧啊。真想早点去剧场啊。
因为想做所以做,这种态度很简单,我很喜欢。为什么要这么做呢,想了又想,结果只能是“因为想做”。但是,因为想做而去做的事情很难实现的现在,我想要一个与以往不同的名分。也许是想抵抗被当成可有可无的东西。
你的“明天也要努力的开关”是什么?
话剧就另当别论了,看了肚子也胀不起来,病也治不好。戏剧能做的事情并不多。但是,当我看到优秀的大人一边流汗一边在舞台上奔跑的样子,我就会鼓起勇气。不管是什么样的人,只要大声说话就会唾沫横飞,到处跑就会出汗,这是理所当然的事情。明白了不是自己的人也和自己一样活着,我就会想“明天也要努力吗”。不想“明天也要努力”的话,活下去就会很辛苦。所以,我觉得世界上最好有尽可能多的、各种各样的“明天也要努力的开关”那样的东西。也许我一边祈祷着自己出演的戏剧也能成为那个开关,一边从后台移动到舞台,从擅长移动到笨拙。与“因为想做所以做”不同,我做话剧的理由大概是这个祈祷。
祈祷的人一定不止我一个。特意买票来到剧场的观众们的行动,也同样包含着祈祷。希望还能看到这个剧团,希望能进军更大的live house,希望你不要引退。立场不同的我们,通过祈祷来相互支持。
能做到这一点,真是太幸福了。
在这个急迫的世界里,我觉得只要摄取就能立刻见效的罗青素就成了制造幸福的唯一方法,这也很好。持续服用不知道是否有效的汉方药,也是一种幸福。希望不要忘记丑陋的、不得要领的、不方便的戏剧也能存在的世界真好。
我喜欢戏剧。
又推了一点斑目线,原来不是要找回记忆而是找回曾经相处的感觉,以前的towa。「戻れ」ってこういう意味か。让towa身心俱疲也是为了瓦解自制心,从而进一步使towa失控疯狂。而且towa理智崩塌沉浸在「斑目という快楽」里爽够了之后,感觉因生稻产生的イライラ空虚感也彻底消失了[哆啦A梦害怕]yu wang被满足,回到从前两人理所当然腻歪在一起的状态。而且towa终于肯吃斑目给的食物了孩子终于吃东西了[泪]
话说,你俩,以前成天凑一起时也是这么疯的吗[哆啦A梦害怕]对比起rei和taku来落差感太大了[允悲]
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