【池松】今回、葉山を演じて改めて思ったのは、自分の仕事にも通じることなんですが、震災に限らず、他者の悲しみを当事者以外の人間が人生レベルで完璧に背負うことはたぶん無理だということ。それでも僕は、お芝居で役を身にまとって他者の喜びや悲しみを追体験しているわけで、なんとかこの人の思いを引き受けて、表現したいと思って演じているんですけど、それでわかった気になってはいけないし、本当はわかっていないとも思うし。じゃあ、何ができるのかといったら、寄り添うことしか、寄り添おうとする意志表示にしかないんじゃないか、という気がしています。寄り添おうとする意志を絶対に曲げずに、そこには疑いを持たずに、そういうことをずっと握りしめていられたらな、と思っています。
https://t.cn/A6tOWoM2

天之原　ふりさけ見れば　春日なる　三笠の山に　出でし月かも
安倍仲麿　《古今集》羈旅 四零六

今仰ぎ見ている此の月はかつて奈良で見たあの月と同じであったと、感動を新たにしている
今大空に照り辉く月を眺めていると、過去と現在、日本と中國という違いを越えて萬感が胸にこみあげている
歲月の流れやわが人生への感慨もひとしおてある
遣唐留学生として十七歳で入唐からすでに三十年の歳月が流れていた
愈々帰國という時にこみあげてくる望郷の思いは、同時に此れまでの自分の人生を顧みさせてもういよう

(覚備の小楷戲書日本語書法
小倉百人一首之七安倍仲麿「天之原　ふりさけ見れば　春日なる　三笠の山に　出でし月かも」と部分解釈)

今日は雨、今布団の中に居る、なぜまた起きってないの？寒いだから布団の中から出たくない、時間の流れ本当に速いですが、もう少し遅くなって欲しいな、まぁ今は旧正月中だから、いつも帰りたいなぁと思って。先に昔の友達のWeiboを見てた、色々のことも思い出した。この世界なんでも変わってる、速くでも、ゆっくりでも変わっています、幼馴染も別れる可能性がある、この人生の道に行って、最後まで自分しか残っていない。それは悲しい。
だからそんな結果欲しくない、いつも誰とずっと繋がりたいと思う。